Q&A
- 痔の診察はどのように行うのですか?
- あおむけで足を開いたり、四つんばいでお尻を突き出したりではなく、横向きでお尻以外にはタオルを掛け自然体で行います。
乱暴にはしないので安心して診察を受けてください。
- 痔の手術は痛いのですか?
- 当院では、現在行われている手術の中で最も痛くなく再発の少ない方法を取っております。
ただし、まったく痛くないとはいえません。
手術中一時的に生理痛様の痛みだと訴える方もいます。
でもそれも1~2時間したらなくなります。
- 痔の手術の麻酔は?全身麻酔ですか?
- 麻酔は脊椎麻酔です。
腰に針を刺すのですが、世界一細い針を使用しています。
したがって点滴する針より細く針を刺す時の痛みはほとんどありません。
どうしても麻酔が効かないときは全身麻酔に切り替える時もありますが、鎮静剤で眠っていただくので安心してください。
- 痔の手術は保険が利くのですか?
- 自費ではありません。
痔は疾患です。
したがって保険診療下で治療を行います。
さらに根治(本)手術ですので生命保険も適応されます。
- 痔の手術は肛門科が良いのですか?外科ではだめですか?
- 当院は、肛門科で外科です。
さらに麻酔も資格を持っておりすべて専門医です。
- 手術の合併症はどんな事がありますか?
- まず麻酔の合併症は、頭痛です。
世界一細い針を使用していますが、針穴から脳脊髄液が漏れ出ると4~5日不快な頭痛が続きます。
したがってその予防に術後4~5日間はお辞儀など頭を前後・左右に振ったり、腰を丸くしたりしないでください。自転車も乗らない方がいいでしょう。
手術は、手術日から5日間は創部からの出血が心配されます。
解ける糸を使用するので糸が解けて緩んできたら多少の出血はありますが、血の塊が出たときは創部からの出血が考えられます。
- 手術後の生活の注意は?
- 手術したからといって排便時長く息むと再発する恐れがあります。
排便時間は3分間を目安にしましょう。
- レーザー治療がよいのですか?
- レーザー治療は、痔を直接処理する方法です。
痛みなく腫れている痔の治療ができます。
ただし、痔核の病態は痔核の腫れと支持組織の緩みです。
したがって腫れている痔がなくなっても緩んだ直腸粘膜は治せないので直腸脱という粘膜の脱出までは改善できないこともあります。
- 痔の手術の後肛門がゆるくなったり、狭くなったりしないのですか?
- 手術した傷が回復する1~2ヵ月は1日1回位だった排便が2~3回になることがあります。
それは肛門より約4㎝位上の直腸に手術創ができた結果、直腸の壁の伸展が制限され直腸での便の貯蔵が少なくなるからです。ただし創が癒えて伸展が回復したら必ず元に戻ります。
肛門がゆるくなったり、狭くなったりすることが絶対にありません。
- 痔を手術したら再発しない?
- 再発のない痔の手術は現在のところありません。
ただし限りなくゼロに近づけることはできます。
手術では、再発したら追加処置をすればいいという考え方もありますが、意を決して手術を受けられた患者様の心中を考えると1回の手術で限りなく完治させたいと思うのはわれわれ治療する側も同じです。
その結果当院では、痔の病態を考えPPH法痔核手術+ジオン注硬化療法を行っております。
- 内視鏡検査は痛いのですか?苦しいのですか?
- 内視鏡検査は少々苦しいのが当たり前?
そんなことはありません!
当院では鎮静剤でぐっすり眠ってから検査を行います。
鎮静剤でそのまま死ぬことはないのかと心配される患者様もいらっしゃいますが、私は麻酔も専門医であり検査中は全身状態をモニターリングし安全に行っております。
以前死ぬほどの苦しい思いで検査をお受けになり、もう二度と受けたくないとトラウマになっておられる患者様が当院で検査をお受けになった後口をそろえたようにおっしゃる言葉は、「いつ検査したの?こんなに楽な検査だったらいつでも受けられます」です。
- 経鼻内視鏡と経口内視鏡とはどちらがいいのですか?
- 経鼻内視鏡は患者様がお話しできながら検査を受けられる画期的な方法です。
ただし検査前に十分な粘膜麻酔処置が必要です。
この粘膜麻酔による合併症を回避するため当院では検査前の口腔内麻酔はやっていません。
また、ポリープ切除や止血操作など内視鏡下の処置が必要なときは経口内視鏡に入れ替える必要があります。
以上のことから当院では胃カメラ検査は経口的に行っております。
- 大腸ガンはあまり自覚症状がないと聞きますが、どういうときに大腸の検査をすればよいのでしょうか?
- 排便時に出血を伴う時、便通が急に不安定になった時、細い便が出る時、などです。
ただし、大腸ガンに限らずガンという病気は、一般的には早期には無症状なので2~3年に一回の定期的な検査をお勧めします。
- 以前から腸が弱く、2ヶ月前から下痢が続き整腸剤を飲んでみましたが、良くなりません。もともと下痢をしやすいたちなのですが。
- 長期に下痢が続く場合は、腸に炎症性の病気があることもありますし、ストレスなどと関係した過敏性腸症候群の可能性もあります。
- 検査で毎年、要検査と言われて内視鏡を受けますがいつも異常なしです。もう受けなくてもよいのでは?胃のレントゲン検査(バリウムの検査)と内視鏡ではどこが違いますか?
- ①同じように再検査の指示が出ていても、1年前と現在と胃の中の状態が全く同じという保障は何もありません。
面倒に思えても、今年は今年また検査をお受け下さい。
②胃のレントゲン検査(いわゆるバリウムの検査)は胃の全体像を把握することが出来ます。
胃内視鏡は、胃の粘膜を細かく観察出来ますし、疑わしい部分については組織を取って病理検査することが出来るのが最大のメリットです 。
早期胃がんの発見率はバリウム検査では約85%、胃カメラ検査では約98%です。
さらに疑わしい病気も組織点検で確実に診断できます 。
- 大腸内視鏡は痛い・大変と聞きましたがどうですか?
-
当院では羞恥心や恐怖心を和らげるため少量の鎮静剤を使い心地よく受けていただいております。
鎮静剤は鎮痛剤ではないので検査中痛くなったら決してがまんしないで下さい。
痛みはすぐ改善した上で検査を続けますので安心してお受け下さい。
- 大腸検査でポリープがあるといわれました。取る必要がありますか?
- 直径5㎜でも悪性で転移した実例があります。
癌が疑われれば確実に切除し、病理で確定診断します。
検査の時ポリープを認め早期ガンの疑いがあればその場で切除します。
- 便の検査をしたところ詳しい検査を受けるよう言われましたが痔があるので血が混じって血便と判断されたのでしょうか?
- 便の検査で詳しい検査を受けるよう指示された場合は、なるべく早く大腸内視鏡検査をお受けになることを勧めます。
- 健診で便潜血が2回のうち1回陽性でした。もう一度検査を受けた方がよろしいのでしょうか。
- 2回に1回でも100回に1回でも陽性は陽性です。
一度でも陽性の場合は大腸内視鏡検査をお受けになることを勧めます。