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わくわくするお話

「高血圧治療薬」についての勉強会

今年3月につづき本日も高血圧治療薬についての勉強会が行われました。
高血圧症は『二次性高血圧』と『本態性高血圧』に分類されます。
血圧上昇の原因が明らかな場合(例: 腎血管性高血圧やホルモンが関係して起こるもの)を二次性高血圧といい、この場合は原因を取り除くことで治療が可能です。
『本態性高血圧』は原因がはっきり特定できないもので高血圧症の約90%を占めています。
原因が特定できないと申しましたが、多くは環境因子が関係していると考えられ、
アルコール、喫煙、食塩、肥満、運動不足が主要因に挙げられます。
減塩に関して日本高血圧学会減塩委員会は一日塩分摂取量を6g未満と推奨していますが、
日本人にとって6gですと「味の無い料理」と感じる方が殆どでしょう。(ちなみに現在、国内一人当たりの塩分摂取量は約10グラムだそうです)
では何故、高血圧は治療しなければならないのでしょうか?
ある特定の地域を対象とした長期間調査の結果、血圧が高い方ほど心臓血管及び脳血管系の病気になりやすく、しかも死亡率が高いことがわかっています。ご自身の人生をより豊かに、幸せに暮らすため予防できる病気は予防したほうがよいのは言うまでもありません。

CMやダイレクトメール等でこれを飲めば血圧が下がる!と宣伝している商品を数多く見受けますが、先ずは専門医の診察を受け科学的根拠をもって治療を行うのが安全です。
心配な方はお近くの内科医に是非受診してみましょう!

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